日記

普段あまり言えないくだらないことを書きます。

好きな単語について

プロローグ

最近、ある短歌の好きな理由を聞かれたので自分なりの解釈を絡めながら理由を説明する機会があったのだが、その理由に納得いっていない自分がいた。

好きな理由をもう一度よく考えてみると、それは短歌の内容に起因するものではなく、短歌に使用されている言葉に起因するものかもしれないなあと感じた。実際生活してても「この言葉はこの言葉と仲良いな」とか「この言葉は八方美人だな」とか感じることが結構多くて、でもそんなこと日常とかSNSで言ってしまうとなんだか天才ぶって、かぶれてる感じがして嫌だったのであまり口には出せていなかった。だけどここでは文句を言う人が(今のところ)いないので今回は思い切って今まで感じてきた自分の中の言葉に関する所感を書き連ねようと思う。

 

ここ10年くらい、自分の中でキテる言葉が"花"にまつわる単語である。"花"と言う言葉自体もかなり好きだけど、派生して"花束"とか"徒花""花言葉""花冠"のような言葉もポイント高い。また、具体的な花の名前も好きで、例えば、"薔薇"とか"スイセン"のような言葉も好印象である。(理由はわからないけど、"バラ"だと陳腐なイメージがして嫌いだし、"水仙"だと調子に乗っている感じがして嫌い)

花に関する言葉が自分の中でブームになるきっかけとして思いつくのがMr.Childrenの『花 -Memento-Mori-』と言う曲の影響だと思う。

この曲は自分の人生の中でもベスト10に入るくらい好きな曲で、中学生の時に初めてきいて衝撃を受けた。この経験からなんとなく花という言葉に良い印象をもっているのかもしれない。

負けないように 枯れないように

笑って咲く花になろう

ふと自分に 迷う時は

風を集めて空に放つよ

(1996) Mr.Children 『花 -Memento-Mori-』より一部抜粋

花 -Memento-Mori-

花 -Memento-Mori-

  • provided courtesy of iTunes

 

話は逸れるが、ミュージックステーションにて自分達の曲で21世紀に残したい曲は何?みたいなトークテーマで作詞した桜井和寿本人が「『花 -Memento-Mori-』ですね。」みたいな発言をしてる動画を偶然見て、かなり嬉しかった記憶がある。(間違ってたらごめんなさい。)

また、幼少期から生物や植物に関わる事象に興味があって、図鑑などで植物の写真をひたすら見ていた経験から花にまつわる言葉に良い印象があるのかもしれない。

 

青色にまつわる言葉もかなり好き。いや、こんなの誰もが好きだろって思うんだけれど、どうなんだろう。

例えば、"海"とか"雨""真っ青"とか"群青"みたいなところでしょうか。

そのほかにも、もの自体は青色じゃないんだけど、言葉自体が青っぽい言葉も好きです(こっちの方が好き度は高いかも)例えば、"消毒液"とか"夏""7"とか"ダイヤモンド""数字"とかですかね。なんでこれが「青なの?」と聞かれても正直わからない。昔から夏って青いなあって思ってた。昔使ってたカレンダーとかの色が原因なのかな?これに関しては本当に感覚でしかない。

これも余談だけど一番好きな色は白だけど、身につけるもの(服とか)家具、文房具とかは青色のものを選ぶことが多いかもしれない。多分これは汚れるのがうざいと潜在的に思っているだけだと思う。

 
カタカナ

あとはベタ(?)にカタカナが好き。伸ばし棒があるとなおよし。

"メリーゴーランド"とか"マスキングテープ"とか"ラブレター"とか"カーテン"とか。(マスキングテープとカーテンは青いなあって思う。)

これも理由は全くわからない。思い当たるものとしては漫画『BLEACH』12巻の一節

ハローハロー

ぼくから世界へ

応答願います

ぼくらのコードは正しくつながっていますか

ぼくの世界は正しく回転している模様

システムオールグリーン

コミニュケーションは不全──────

(2004) 久保帯人BLEACH』第12巻 p 186.

このハローハローが妙にかっこよくて伸ばし棒のついているカタカナが好きになった可能性はある。

 

エピローグ

なんか全然オチもなく、結局自分が好きな言葉の共通性とかもわからず。

もっと好きな理由とかを掘り下げていけば自分のことについて詳しくなれる気もするけれど、自分のこと知りすぎたら怖いから中途半端な感じになってしまった。

好きな言葉については本当に直感が大半を占めていて、言葉なんて頭使って使うものなのに、その好きな理由が直感なんてなんだかなあ。とか思った。意外と動詞は今回出てこなかったけど"飲む"とか"ひらく"も結構好きだなって今思ったりした。正直、キリがないので今回はここまで。